宇宙人ポールが教えてくれた人生哲学
人というのは見えている部分が全てではない
ブログを書くためにもう一回見ておこうと思って見始めたら、2回目でも全然退屈せずに最後まで楽しめました。
1回目見た時は「ただの面白いコメディ映画」としか思わなかったのに、改めてみると色々引っかかるシーンがある。それも結構な頻度である。
イラストだったり、イラストに描かれている文字だったり、セリフだったり。見てると全部に何か別の意味がありそうに思えてきます。
英語がわかればもっと楽しめるだろうし、
アメリカやイギリスの文化(特にキリスト教)を知っていればもっともっと楽しめるだろうし、
映画(特にスピルバーグ作品)に詳しければもっともっともっと楽しめる作品です。
「宇宙人ポール」 は自分の知識量で楽しめる具合がだいぶ変わりそうです。
そしてここからは勝手な私の考察。
主人公の男二人の関係が「ゲイ」と勘違いされるシーンが1回だけでなく何度もあります。
そんな何回も繰り返す必要ある?と言いたくなるほどあります。
それも大きな笑いにするわけでもなく、なんの意味もなさそうな日常会話に紛れこませています。
終いには、ゲイだと言われないように、人と出会うと先に自分から「私は クライヴ・ゴリングス 。彼は友人のグレアム・ウィリー」と自己紹介をするようになります。
そして気づいたのが、ゲイだと間違われたときに慌てて否定するのは決まって太っちょの男なんです。
そして、友人と仲良くする女性や宇宙人に太っちょ男が嫉妬するシーンもしれっとあるんです。
ラストに地球を去る宇宙人のセリフが「自分らしく正直に言うのが一番さ」というのも映画のストーリーからするとしっくりしませんが、違った見方をすればなるほどと思えてきます。
同性愛をテーマに作られた映画はついつい同性愛者にスポットライトを当ててしまいますが、現実にいる同性愛者は映画に登場するような日の目を見るゲイばかりじゃないってのを「宇宙人ポール」は教えてくれているのかもっていう見方もできるんです。
宇宙人ポールの基本情報
原題 | Paul |
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公開日 | 2011-02-14 |
言語 | 英語 |
作品時間 | 104分 |
出演 | サイモン・ペッグ, Nick Frost, セス・ローゲン, ジェイソン・ベイトマン, クリステン・ウィグ |
監督 | Greg Mottola |
あらすじ
SFオタクのイギリス人青年、クライブとグレアムは、念願だったコミックの祭典「コミコン」とアメリカ中西部のUFOスポットを巡る旅を楽しんでいた。その途中彼らは、ネバダ州の「エリア51」でポールと名乗る宇宙人と遭遇する。そしてポールを故郷に帰すため、悪戦苦闘の日々が始まり……。
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