パパが遺した物語が教えてくれた人生哲学
たった一度の事故によって人生の歯車が狂ってしまう
この映画を観てどういう気持ちになるのが正解なのか、正直わかりませんでした。
ラストもタイトル通り、娘との物語を書き上げたところで父は亡くなってしまうし、ラストまで触れられなかった父と娘の隠された物語があるのかと思って見ていたら、小説には触れることなくエンディングを迎えてしまうし。
映画を見たというよりも、ドキュメンタリーを見た、と言ったほうがいいのかもしれません。
生々しいというか救いようがないというか。
映画に込められたメッセージが私にはわからなかったけれど、それは私が独り身だからで、奥さんと子供がいる人が見れば全然違った感想になると思います。
でも、妻と娘がいる人が見たとしてもハッピーな感想は出てこないんじゃないかな。
夢も希望もない展開で、この映画をどんな人が見て、どんなふうに思うのが理想なのかが、ちょっと見えません。
すべてのきっかけが交通事故なので「あの交通事故がなかったらこんなことになっていなかったのに」としか思えないんですよね。
パパが遺した物語の作品情報と配信中の動画配信サービス
基本情報
原題 | Fathers and Daughters |
公開日 | 2015/10/03/ |
言語 | 英語 |
上映時間 | 116分 |
出演者 | ラッセル・クロウ |
監督 | ガブリエレ・ムッチーノ |
あらすじ
過去のトラウマから、愛を見失ってしまったケイティ。自暴自棄な日々を過ごし、人と深い関係を築くことを避けてきた彼女は、ある日、作家だったケイティの父ジェイク・デイヴィスの大ファンだという青年キャメロンと出会い、恋に落ちる。ケイティは過去と向き合い、新しい人生に踏み出そうとするが・・・。次第に明かされていく過去の事件と、あまりに純粋な父と娘の愛の物語。そしてケイティに遺された、父の最後の小説とは――。(C)2014 FATHERS & DAUGHTERS NEVADA, LLC. ALL RIGHTS RESERVED
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