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目に見えるものが全てではないと思えてくる映画「宇宙人ポール」

3月 28, 2020

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宇宙人と一緒に旅をしている気分に浸れるロードムービー。 気軽に見ても楽しいし、映画に登場する小物やセリフについて調べてから見るとまた新しい発見があります。2回、3回、繰り返し見て楽しめるよ!

宇宙人ポールが教えてくれた人生哲学

人というのは見えている部分が全てではない

ブログを書くためにもう一回見ておこうと思って見始めたら、2回目でも全然退屈せずに最後まで楽しめました。

1回目見た時は「ただの面白いコメディ映画」としか思わなかったのに、改めてみると色々引っかかるシーンがある。それも結構な頻度である。

イラストだったり、イラストに描かれている文字だったり、セリフだったり。見てると全部に何か別の意味がありそうに思えてきます。

英語がわかればもっと楽しめるだろうし、

アメリカやイギリスの文化(特にキリスト教)を知っていればもっともっと楽しめるだろうし、

映画(特にスピルバーグ作品)に詳しければもっともっともっと楽しめる作品です。

「宇宙人ポール」 は自分の知識量で楽しめる具合がだいぶ変わりそうです。

そしてここからは勝手な私の考察。

主人公の男二人の関係が「ゲイ」と勘違いされるシーンが1回だけでなく何度もあります。

そんな何回も繰り返す必要ある?と言いたくなるほどあります。

それも大きな笑いにするわけでもなく、なんの意味もなさそうな日常会話に紛れこませています。

終いには、ゲイだと言われないように、人と出会うと先に自分から「私は クライヴ・ゴリングス 。彼は友人の・・・グレアム・ウィリー」と自己紹介をするようになります。

そして気づいたのが、ゲイだと間違われたときに慌てて否定するのは決まって太っちょの男なんです。

そして、友人と仲良くする女性や宇宙人に太っちょ男が嫉妬するシーンもしれっとあるんです。

ラストに地球を去る宇宙人のセリフが「自分らしく正直に言うのが一番さ」というのも映画のストーリーからするとしっくりしませんが、違った見方をすればなるほどと思えてきます。

同性愛をテーマに作られた映画はついつい同性愛者にスポットライトを当ててしまいますが、現実にいる同性愛者は映画に登場するような日の目を見るゲイばかりじゃないってのを「宇宙人ポール」は教えてくれているのかもっていう見方もできるんです。

宇宙人ポールの作品情報と配信中の動画配信サービス

基本情報

原題Paul
公開日2011/12/23/
言語英語
上映時間104分
出演者

サイモン・ペッグ
ニック・フロスト
セス・ローゲン

監督グレッグ・モットーラ

宇宙人ポール - Wikipedia

 

あらすじ

「ショーン・オブ・ザ・デッド」と「ホット・ファズ俺たちスーパーポリスメン!」のサイモン・ペッグとニック・フロストのコンビが贈る痛快SFコメディ。この2人がアメリカのUFOの名所にやって来て、そこでポール(声:セス・ローゲン)という名のエイリアンに出くわす。この緑色の宇宙人を彼の故郷の星に帰してあげようと、2人組は大奮闘。監督は「スーパーバッド童貞ウォーズ」のグレッグ・モットーラ。そして共演はジェイソン・ベイトマン、クリスティン・ウィグ、ビル・ヘイダー、ジョー・ロー・トルリオ、ジェーン・リンチ、シガーニー・ウィーヴァーと大御所が勢揃い。これは必見のコメディ作品。 (原作 - Paul)

https://www.youtube.com/watch?v=FXxkIj_gq08

 

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