ギャップがある男に萌えるミステリー映画「王様の事件手帖」

4月 2, 2020 3月 7, 2025

コメディ要素が満載のミステリー。時代劇はちょっと苦手っていう人も楽しめます。王様はただの推理好きなおっさんじゃないっていう終わり方もスカッとして気持ちいいです。見終わったあと意味もなく「チョナ～」って言いたくなるよ。

王様の事件手帖が教えてくれた人生哲学

この映画の主役、王様も新人史官も二人とも憎めない良いキャラクターしてるんですよね。

マヌケな新人史官が、純真無垢で従順なだけでも可愛い後輩キャラなのだが、ところどころ頼りがいのある姿を見せるので、よくある感じですが好感がもてて見ていて楽しいです。

新人史官を演じるアン・ジェホンさんの地頭の良さが漏れ出てしまっているのかもしれません。彼からは芦田愛菜ちゃんに似たものを感じます。言うならば超絶美形ではないのに清潔感があって上品に映る魅力的な人。

そんな新人史官とずっと一緒にいられる王様いいなぁと微笑ましく見ていたら、ラストに王様の意外な姿を見せつけられて、呆気にとられているうちに映画は終わりました。

「名探偵コナン」のつもりで見ていたら「るろうに剣心」だった、みたいなかんじ。

ミステリー要素も、主役のキャラクターをよりよく魅せるために、後付けされたんじゃないかと疑ってしまいたくなるほどで、ミステリー要素があってもなくても、二人の掛け合いがあれば、内容はなんでもいいような気がします。

１話完結の韓流ドラマを見たって感じで、２話、３話があっても全然いけます。（実際あるんじゃないかと「王様の事件手帖２」を探してみましたが残念ながらありませんでした。）

ギャップのある憎めない二人が楽しいので、ストーリーは二の次で構わないと思える作品。

自ら事件を解決したがる朝鮮王・睿宗(イェジョン)は、新人史官イソをスカウトし、前代未聞の宮廷探偵コンビを結成。人体発火による殺人事件が発生し、変死体を検視した王は犯人が尋常ではないことを察知する。王の科学的知識とイソの天才的な記憶力を駆使し、真相を暴くため極秘捜査がはじまる!!

本ページの情報は2025/02/22時点のものです。最新の配信状況は公式サイトにてご確認ください。