星守る犬が教えてくれた人生哲学
自由を謳歌する人には、必ず帰る場所があり、待ってくれる人がいる
私には夢があって、それが「老後に愛犬とキャンピングカーで旅をする」という夢なんですけど、まさにこの映画の設定とドンピシャなんです。
将来家を売り払ってキャンピングカーを買えば実現できるかも?なんて思っていましたが、この映画のラストを見て目が覚めました。
自由を謳歌する旅は帰る場所があるからこそ楽しめるのであって、年老いてから居場所をもとめて彷徨うような旅は、人生の終盤においてはかなり精神的にきついものがあるんだなっていうのを知ることができました。
アドレスホッパーなんていう家をもたず転々と暮らす人に憧れたりもしましたが、そんな彼らも最期には待ってくれている人の元へ帰るのが普通です。公園や道端で野垂れ死ぬなんてことはまずありません。
見知らぬ土地を旅する若者が私たちに勇気や希望を与えてくれるのに対して、孤独な年寄りというだけで人の目にはこれほどまでに惨めに映ってしまうのかと思い知らされました。
庭の草木に水をやって、家の周りを散歩するくらいしかできない老後でも「どこか旅行にでもいけたらいいのにねぇ」と言える誰かがそばにいたとしら、それはとてつもなく尊い。
星守る犬の基本情報
原題 | 星守る犬 |
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公開日 | 2011-06-10 |
言語 | 日本語 |
作品時間 | 129分 |
出演 | 西田敏行, 川島海荷, 余貴美子, 玉山鉄二, 温水洋一 |
監督 | 瀧本智行 |
あらすじ
夏の北海道。山中に放置されたワゴン車から中年男性と犬の白骨死体が発見された。遺体の埋葬処理を請け負った地元市役所の福祉課に勤める青年は、何かに導かれるように、残された手掛かりから死んだ男性の足取りを辿る旅に出る。途中、ひとりの少女と出会い、彼女を旅の道連れにしながら、死んだ男性と、その愛犬との短くも永い旅路を紐解いていく涙溢れる感動のストーリー。
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