オーバーボードが教えてくれた人生哲学
お金持ちが備える能力は「人を巻き込む力」
映画はフィクションなんですけど、お金持ちが記憶喪失になったら実際こんな感じで、あながち間違ってないかもしれないなって観ていて途中から思いはじめました。
金持ちの息子であること以外に何も取り柄がない男として登場し、ストーリーが進行しても何も才能がないことには変わりないのですが、徐々に見えてくるのが男の持っている天賦の才能「人を巻き込む力」。
彼女にアイスクリームを買って帰るシーンでは、男もアイスクリームを食べているんですよね。自分が仕事終わって何か甘いもの食べたいなーって思った時に、ふと彼女が言ったことを思い出して、じゃあ買って帰って一緒に食べようかって感じで、決してご機嫌とるために買って帰ったアイスクリームじゃないんです。
夕ご飯を作るシーンでもそう。自分が美味しいものを食べたいから料理を頑張りはじめる。その結果、子供たちは今まで食べたものより美味しいと言って喜びます。
この男と暮らすことで、男の身にしみついている生活の質へと自然と引き上げられていくシングルマザーと子供たちを見ていると、「お金持ちになりたければお金持ちと付き合いなさい」「貧乏人と付き合うと貧乏になる」と、誰が言ったか忘れましたが、そう言われる理由がわかる気がしました。
恋愛や人間関係が上手くいかなかったとき、ついつい「付き合う相手が悪かった」と思ってしまいますが、相手を理想のレベルにまで引き上げる「人を巻き込む力」が自分に備わっていないのを棚に上げてしまっていただけなんですよね。
自分が相手に期待するレベルに到達していないのに相手にだけ期待するのは間違っていたんだなぁと映画を見て反省しました。
じゃあ、お金持ちと結ばれたシングルマザーは何を持ってたのよって思いますが、彼女も同じで、はじめの頃からすでに協力や助言してくれる仲間がいて、人を巻き込む力を持っているのが観てもらうとわかります。
オーバーボードの作品情報と配信中の動画配信サービス
基本情報
原題 | Overboard |
公開日 | 2018/05/04/ |
言語 | 英語 |
上映時間 | 112分 |
出演者 | エウヘニオ・デルベス |
監督 | ロブ・グリーンバーグ |
あらすじ
レオナルド(エウヘニオ・デルベス)は自分勝手で、金持ちのプレイボーイ。一方、ケイト(アンナ・ファリス)は働きづめのシングルマザー。ある日、彼の船の掃除を担当することになったケイト。しかし、レオナルドはケイトを不当な理由でクビにし、給料の支払いも拒否する。その後、レオナルドはハメを外しすぎて船から落下。目を覚ますと記憶喪失に…。もらえなかった給料の分を取り戻そうと、ケイトは病院へ出向き、レオナルドに自分たちは夫婦であると何とか納得させ、彼を働かせることに。これがレオナルドにとって人生初のお仕事!ウソで愛はつなぎ留められるのか?その答えを見つけるため、時には船から海に飛び込まなければいけないかも…。
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