イエスマン "YES"は人生のパスワードが教えてくれた人生哲学
「はい」か「いいえ」を選択した瞬間に人生は転換している
日本には「イエスマン」の人って結構いるんじゃないでしょうか。イエスマンっていいことばかりじゃないですよね。そんなことを思いながら映画を見ていました。映画ではノーマンからイエスマンになった男の話ですが、イエスマンからノーマンになった私の話をここでしてみようと思います。
私は二十代までイエスマンでした。人にお願いされるのが頼りにされているようで嬉しかったんです。そんな人多いと思います。
社会人になってからは、休日出勤も、残業も、飲み会も、何でも頼まれれば引き受けていました。そしたら私が断らないのを利用してくるひとりの上司が現れたんですよね。
「明日やっと休みや~」って日の夜になると「明日用事ある?」 と電話がかかってきて、
遊びの誘いではなく仕事の内容なのは大体想像できるので、「(仕事を断るほどの用事は)特にないです。」と私が答えると、「明日代わりに出勤してほしい。」といった内容でした。
1度だけだったらよかったんですけど、休みの前日になると高確率で電話がかかってくるようになっていました。
映画のような幸運が舞い込んだり、納得できていればそれでもよかったのですが、私は無理をして引き受けていたんですよね。「用事って何?」と聞かれたときに「家でゴロゴロします」なんて正直に言えないし、仕事を断れるほどの理由にはならない気がして「明日は用事があるんです。」とは言えませんでした。
休みの日に家でゴロゴロするのは他人からすれば無駄な時間でも、自分にとっては物凄く大事な時間です。
私の大事な時間を奪う上司は何かがおかしいと思い始めた頃、ちょうど職場でも「~さん(電話してくる上司)は言いやすい子にシフト代わってもらって遊びに行っている。」という噂が広まっていて、「ノー」が言えなきゃいけないと思うようになったんです。
その上司がきっかけで私はノーマンになったんだったと映画を見ながら思い出していました。
そこから私のノーマン度合いはエスカレートしてしまって、「ノー」すら言うのが億劫になっていた私の周りには誰もいなくなっていました。そうなってしまうとジムキャリー演じる主役の男より酷い境遇です。
人に何も期待されないノーマンって楽だし悪くはないんです。
悪くはないはないけど日常に何か物足りなさを感じながらこの映画を見ると、新鮮で刺激的な毎日を送るイエスマンを真似して「イエス!」と言いたくなってしまいます。
人に声をかけてもらわないと「ノー」も「イエス」も言えないので、孤独なノーマンにだけはなってはいけないし、かといって、頼られて気分がいいからとずっとイエスマンでもしんどくなります。
ほどほどが一番。
だけどイエスマンを見るとしばらくは「イエス」と言いたくなってしまうでしょう。
イエスマン "YES"は人生のパスワードの基本情報
原題 | Yes Man |
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公開日 | 2008-12-09 |
言語 | 英語 |
作品時間 | 104分 |
出演 | ジム・キャリー, ズーイー・デシャネル, ブラッドレイ・クーパー, John Michael Higgins, リス・ダービー, Danny Masterson, Fionnula Flanagan, Terence Stamp, Sasha Alexander, モリー・シムス, Brent Briscoe, Rocky Carroll, John Cothran, Spencer Garrett, Luis Guzmán |
監督 | Peyton Reed |
あらすじ
銀行で貸し付けを担当しているバツイチ男カール・アレン。離婚して以来、私生活では友人の誘いをいつも断り、仕事ではローンの申請書に却下のスタンプを日々押し続けている味気ない人生を送っていた。ある日、親友の婚約パーティまでもすっぽかしてしまったことで友人から生き方を変えない限り、お前はひとりぼっちになると脅されとあるセミナーへ参加することになり主宰者から、意味のある人生を送るための唯一のルールは如何なることでも全て「イエス」と言うだけと説かれ「イエス」を連発していくと次第に物事が好転し始めるのだった。
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